ブロックを動かすだけで楽しいプログラムが作れてしまう、ビジュアルプログラミング言語スクラッチ(Scratch)を紹介します。
スクラッチ(Scratch)とは
スクラッチ(Scratch)は、2006年に米マサチューセッツ工科大学(MIT)のメディアラボで開発された教育用のビジュアルプログラミング言語です。
日本では、阿部和広さんが普及活動に取り組んでいらっしゃいます。
対象年齢は8〜16歳とされていますが、世界中の幅広い年代の人々に楽しまれています。
さらに、5〜7歳向けのScratchJrというアプリもあります。
公式サイト
こちらが公式サイトです。子どもが楽しくスクラッチの世界に入っていけるよう工夫された分かりやすいサイトです。
Eテレの番組「Why!?プログラミング」でも、スクラッチが紹介されています。
お笑い芸人のジェイソンが出てきて、楽しくスクラッチを学ぶことができます。
みんなのスクラッチ(Scratch)を見てみよう
まずは、どんなことができるのか、みんなが作ったスクラッチの作品を見てみましょう。
スクラッチ公式ページの「見る」をクリックしてみると、世界中のみんなが作った作品を楽しむことができます。
スクラッチ公式ページの上の方の「けんさく」にキーワードを入力してプロジェクトを検索することもできます。
こちらは昔なつかしいインベーダーゲームっぽい作品です。こんな楽しいゲームが作れてしまうなんてほんとすごいです。
(もし内容が表示されなかったら、「再読み込み」ボタンで画面を更新してください)
こちらはマリオな作品。
こんなにも複雑なゲームが作れてしまうんだって、びっくりしました。
Scratch – Jump Mario! Mobile Friendly Game!
(もし内容が表示されなかったら、「再読み込み」ボタンで画面を更新してください)
どうやって作っているのか、中の処理も見られるので、とっても参考になります。
いくつか作品を見てみたら、うちの子どもたちは目を輝かせて、自分もやりたい! と言い出しました。
チュートリアル
スクラッチの公式サイトの「アイデア」をクリックすると、たくさんのチュートリアルが用意されています。
たとえば、「キャラクターを動かそう」とか、「〇〇ゲームを作ろう」とか、子どもが作ってみたくなるチュートリアルが、たくさん用意されています。
*日本語バージョン・英語バージョンなど、様々な種類のチュートリアルがあります。
スクラッチ(Scratch)を動かそう
スクラッチは、Webサイトにアクセスするだけで、誰でもすぐに使うことができます。
ブロックの形をしたパーツをドラッグアンドドロップすることで、簡単にアニメーションやゲームを作ることができます。
子どもだけでなく、普段プログラミングに馴染みのない大人の人にも、プログラムの仕組みを視覚的に理解できる、素晴らしいプログラミング言語だと思います。
まとめ
キーボードで文字を入力しなくても、Webでドラッグアンドドロップするだけで、簡単に思い通りの作品が作れるスクラッチ。
アイディアがたくさん湧き出てくる子どもたちに、たくさんさわってもらって、いっぱいいっぱい創造力を育ててほしいと思います。
基本的な使い方について、こちらの記事で紹介しています。
また、こちらでラズベリーパイという小さなコンピュータで、スクラッチを動かす方法も紹介しています。